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【ご寄付のお願い】

ご承知の通り、八鶴館の建物老朽化はたいへん深刻な状況にあります。この現状を知った多くの方々からクラウドファンディング等はやらないのかと言われます。私たち日々保存の現場にいる者からすると、一日も早く補修・改修工事をやりたいのは山々なのですが、全部で５棟ある建物の一箇所やれば良いというものでもなく、とんでもない費用を要する工事のどの部分から手がけてよいのか分かりません。
　所有者である（株）八鶴亭は３年前の直営レストラン廃業以降は昨年までテナント貸をしていた以外の収益事業をしていません。しかし、何もしていなくても税金や保険料、セキュリティ、光熱費がかかるため、日々の営繕や清掃またそれにかかる人件費は賄えません。
　私たち保存会は、貸室・貸ホールを運営する事で日常の作業にかかるマンパワーをボランティアで賄い、私たちの目から見て必要だと思う営繕にかかる費用一切を所有者に負担をかけさせない形で行っています。

　そんな、私たちが考えたのは『さくらホールをもっと稼げるホールにすること』です。
◯ホールをもっと綺麗に
◯音響・照明を充実
◯ホールのテーブルを新しく
◯トイレ給湯設備を使いやすく
◯バリアフリーを充実させて
　今よりたくさんの方により快適にホールを使用していただき、その収益で日常の小さな補修工事を加速させるという考えです。　最近では企業による展示会やセミナーなど頻繁にご利用いただけるようになっては来ましたが、利用される企業は皆、『どうせ使うなら多少不便でも八鶴館のホールを使おう』という経営者・担当者の心意気ひとつで、いろいろ妥協しながらご利用を決めてくれています。

しかし、お客さんを迎えるための肝心なホールがそれにしてもボロい。中でもカーテンのボロさが全体のボロさに拍車をかけています。

文化財の保存活動を持続可能なものにするために、このさくらホールみんなで快適に使えるホールに改善し、今よりも『稼げるホール』にする。そのための第一弾として、あの貧乏くさいカーテンを新調したい！と強く思うにいたりました。

皆さまの温かいご支援をお願いいたします。